切り札はいつだって悪手

ポケモンの事を書きます。多分。

テテフ展開について

前書き

どうも十六茶です。まずはシーズン5みなさんお疲れさまでした。僕はリアルの事情に屈し最高レート1951という情けない結果に終わりました。

構築記事を書かないのはレートが低いからというより、前のシーズンの構築をほんの少しだけ弄った構築を使っていたから書いてもしょうがねえよなあ...と思ったからです。

そんな訳でネタがないのでシーズン4の後半からシーズン5にかけてずーっと考えていたテテフ展開についてまとめました。需要があるかは知らん。

概略

初手テテフで負荷をかけていく。相手が展開系の場合は挑発で妨害していく。

テテフは鋼を呼びやすい関係上、テテフ落とされた場合目の前には鋼がいる場合が多い。鋼が来ない場合は数的有利を作り出しそのまま押し切る。

その鋼を起点にこちら側の炎枠を通していく。

あとはなんやかんやで詰めていく(雑)

テテフ展開の強さは挑発によってカバやランドのステロ展開を妨害できる事、展開役であるテテフ自身の対面性能の高さによって対面的な要素と本来のテーマである積サイクルの両立ができる点だと考えています。

やることが単純なためプレイングがある程度楽というのも利点だと思ってます。

テテフの型

基本的には以下の2つから選択です。どちらの方が強いとは一概には言えないのでメリットとデメリットを確認し、場合によっては好みで使い分けるのも良いかもしれません。

f:id:pokexcel:20170912182924g:plain<テテフチャンカワイイヤッター!

f:id:pokexcel:20170912225328p:plainエスパーZ

型サンプル

性格:おくびょう
努力値: 172-0-132-4-4-196
実数値: 167-*-112-151-136-154
技:サイコキネシスorサイコショック 挑発 自由枠2つ

  • 陽気ガルの捨て身急所非考慮で確定耐え
  • 意地メガバシャのフレドラ確定耐え
  • 意地ミミッキュのZじゃれつく確定耐え
  • 臆病ウツロイドのヘドウェ最高乱数2つ切り耐え
  • 準速メガガルーラ抜き+1

ここのものをメガバシャのフレドラ耐えまで振ったもの。

無断転載なので問題があれば削除したうえで土下座します。

メリット

エスパーZによる瞬間超火力。無振りメガガルーラ程度なら上からワンパンでき、耐久振りであっても捨て身の反動と合わせて持っていくことができる。

デメリット

耐久調整を施す場合エスパーZ以外の火力は劣る。また、耐久調整をしたとはいえ上から一致抜群技を食らうと普通に何もできずに落ちてしまう事もある。

雑感

僕がメインで使っていたのはこちら。

意地メガバシャのフレドラ耐えは必須のように感じた。

f:id:pokexcel:20170912225325p:plainタスキ

型サンプル

性格:おくびょう
努力値: 0-0-0-252-4-252
実数値: 145-*-95-182-136-161
技:サイコキネシスorサイコショック 挑発 自由枠2つ

ぶっぱなので調整とかは特にない。

メリット

タスキによる安定感。ゲンガーやゲッコウガなどに合法的に居座ることができる。

また、先発だけでなく後発に置くことでストッパーとしての役割を持つことも可能。

デメリット

メガガルーラなど、素のサイキネを一発耐えられた時に先に数的有利を作られてしまう場合があること。また、カバの砂やランドのとんぼなどで簡単に実質アイテム無しになってしまうこと。

 まとめ、ポイント

性格、持ち物

エスパーZでカバをワンパンするためにひかえめにする事もありますが、性格は臆病ほぼ一択。準速ミミッキュや準速メガガル等を上から叩け、準速霊獣ランドに挑発を入れられるのはかなり重要です。

また持ち物に関しては安定しているのはタスキ、ガルーラ系に強く行きたいならZ、という認識でOKだと思います。

技について

受けループやウツロイドが重い場合はサイコショックの方が良い場合もありますが、基本エスパー技はサイコキネシスで良いと思います。技スペースに余裕があれば両採用も十分視野に入ります。

挑発は確定です。これがないと先に展開を許してしまいます。最悪初手パルやギャラに積まれて全抜きもありうるので是非欲しい。

 技の自由枠ですが、

辺りから選ぶのが無難です。特に汎用的な削りができる自然の怒りは確定枠に入れたいくらいの性能ですが技外しもありますし、テッカグヤには10万、ヒードランジバコイルにはめざ地面といった風に削る対象を絞ればそちらの方が安定するので諸説と言ったところ。

余談ですが、レヒレなどにフィールドを取られたときにスキルスワップで特性をもう一度発動させてフィールドを取り返すのも面白いなあと思いました。思っただけです。というか検証してないからわからん。

裏の炎枠 

自分の中では以下の4択。実際にテテフ展開で使用して感じた他の炎枠と比較した場合の良い点、悪い点を雑感も交えて書いていきます。

メガバシャーモ

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メリット

他の炎枠に比べ加速なので素早さに関しては積技を使う必要がない。殴るだけで良い。他の炎枠は積むターンに予期せぬZ技が飛んできて爆死したり、岩石封じを食らって上手く積めなかったりする場合があるため、積む1ターンがあるかないかはかなり重要。

デメリット

大半の水枠に弱い。雷パンチで無振りギャラを威嚇込で確1にするのが限界。他のポケモンでステロを撒いたうえでめざ氷を搭載しないとマンダで止まるのもキツイ。膝を外すとそれだけでゲームが終わったりもする。

雑感

意地ASフレドラ膝雷パンチ守るで使用。剣舞と雷パンチを搭載し守るか膝を切るパターンは怖くて試していない()

4匹の中では最も単体性能が高く、積展開でなく単純な殴り合いになった場合最も強いのはコイツだった。

メガリザードンX

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メリット

耐久調整を施せばミミッキュやマンダで止まらない点。低火力に対して羽で粘って舞う事も可能。他の枠ではめざ氷やZなどを搭載しないとマンダに打点を持てないが、こいつだけは標準搭載の技だけでマンダをぶっ倒せる。

デメリット

龍舞かニトロチャージで積む必要あり。テテフの挑発で阻止できないガブなどにステロを撒かれた場合かなりキツイ。構成にもよるが正直対面性能は高いポケモンとは言えない。

雑感

陽気HS龍舞羽と陽気ASニトチャ雷パンチで使用。

テテフの壁サポからの舞は強いかも?

自分が最も上手に使えなかった炎枠。

メガリザードンY

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メリット

他の炎枠に比べ圧倒的に水枠に強い。天候補正が乗るので火力も申し分ない。天候の取り合いに参加できる。ニトチャめざ氷を搭載することでマンダでは止まらない点。

デメリット

ニトロチャージで積む必要あり。テテフの挑発で阻止できないガブなどにステロを撒かれた場合かなりキツイ。サイコフィールドの恩恵を受けないため先制技をくらう。

雑感

ひかえめCSニトチャめざ氷で使用。

個人的にHBに厚く振り、Sを調整したひかえめニトチャめざ氷を使うのがベストだと感じた。

当時は環境がXまみれだったため、警戒が薄かったように感じる。なお今。

ウルガモス 

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メリット

他の炎枠に比べメガ枠を使わない点。めざ氷やノーマルZ、ギガドレインなどでマンダや水枠もぶち抜ける。羽で粘って舞う事も一応可能。

デメリット

蝶の舞で積む必要あり。テテフの挑発で阻止できないガブなどにステロを撒かれた場合かなりキツイ。

雑感

ひかえめCS身代わり虫Zで使用。なぜマンダに弱い型にしたのかは謎。

こいつにZを持たせる場合は自動的にテテフはタスキになる。

リフレクターがあれば強引に舞ってガモスを通していける場面がかなりあったので是非欲しい。

重いポケモンや並び

重いポケモンや並びと一口に言ってもテテフの持ち物や炎枠によって結構変わるので、確実にテテフ展開が通していけない場合のもののみ紹介します。

グロス軸サイクル

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構築にもよるが、グロスとテテフが対面した時点で1匹持っていかれる場合が多かった。

数的有利を作られサイクルを回されてしまうため、テテフ展開は諦めるのが無難。

テテフが落とされた後からのトリル展開

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テテフでトリル展開を妨害するため、舞ったリザなどの目の前でトリルされるとゲームが終わる。

ポリ2ならバシャーモで、クレセならガモスでそれぞれ対処可能だがミミッキュ、てめえはダメだ。

高速ステロ展開

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テテフでステロ展開を妨害するため、テテフよりも早いガブリアスウツロイドがステロを撒いてくるとかなり厳しい。

ただでさえリザやウルガはステロガブを誘いまくるうえ、ステロを食らうだけで元気が半分になるのでステロが痛くない裏選出が必要。

特にタスキウツロイドはテテフを突破しブーストをかけたうえでこちらの炎枠を殺しにかかってくるため、選出画面の時点でこいつを見たら他のルートをとるのも一考。

参考記事

最後に参考記事をいくつか置いておきます。全て無断転載なので「ふざけんな消せ」と言われた場合は対象記事の削除と僕が土下座という形で対処します。

※ティアさんの2つ目の記事となゆたさんの記事はパーティでなく軸のみの記事となっています。それでもめちゃくちゃ参考になります。

後書き

そんな訳でテテフ展開についてでした。常体敬体が入り混じるクソみたいな記事だったと思います(直せ)。

本当はテテフ+炎枠+@1の@1の部分についての言及もしようと思ったのですが、炎枠やテテフの持ち物によってかなり変わってしまうので今回は諦め、既に結果を残した構築をいくつか紹介することで乗り切りました。乗りきれてないですね。はい。

前書きにも書いてありますが、僕はシーズン4後半からテテフ展開を愛用しています。勝てているかどうかは置いておくとして、ですが。

テテフ展開を使ってシーズン4で自己最高レートを更新できたこと、シーズン4の記事を書いた後辺りから色んな人と接する機会が増えたこと、個人的にはかなり手に馴染むコンセプトだったということでテテフ展開にはかなり愛着があります。

そのためシーズン5の期間を使って自分なりに結論の並びを出そうとしていたのですが、イマイチしっくりくる並びが見つからず正直手詰まりの状態になってしまいました。それでもSM最終シーズンも似たようなコンセプトで行くと思うので、マッチングしたときはよろしくお願いします。

ここまで読んでくださった方々、並びに「なげえよ」と読むのをやめた方々。本当にありがとうございました。お疲れさまです。