切り札はいつだって悪手

ポケモンの事を書きます。多分。

シーズン13 ステロ+欠伸赫ガチグマ軸 最終233位

並び

結果

コンセプト

・ステロを撒いた後の欠伸月光ガチグマで荒す
・こちらの積みエースを通す

概要と採用意図

基本軸

ステロを撒いた後の赫ガチグマの欠伸が強いことから軸に決定。残飯+月の光で場持ちを良くすることで、回復ソースのない構築に対して無類の強さを発揮してくれた。

ステロ撒きには安定してステロ+αの仕事が可能なHBオボンコノヨザルを採用した。ステロ撒きとしてだけでなく、シンプルな殴り合いが可能なところも強い。

ほとんどの構築に対してコノヨグマ@1で選出し、ゲームメイクを行った。

ステロあくびから展開するエース

赫ガチグマにテラスを切る展開が多かったため、@1にはテラスを切らずとも戦えるスイーパーが必要となった。

色々なポケモンを試したところ、ステラ瞑想身代わりドレキカミが多くの構築に投げることができ、使用感もよかったため採用した。こちらのコノヨグマに強いツツミパオ赫ガチグマ等に強めなことが決め手となった。

コノヨグマカミで選出する際に重く、数も多いものとしてはハッサムランド水ポンが挙げられる。これらに対して、テラスがほぼ必須となってしまうが、崩しや詰めを行える珠電テラパオジアンを2匹目のエースとして採用した。

コノヨグマ+カミorパオ が基本選出であり、基本的にはこの選出パターンができない場合にのみ、後述の補完枠を絡めた選出を行う。

ストッパー性能の高い補完枠

現状対処が難しいものは以下が挙げられる。

  • トリルガチグマ
  • 雨展開(ステロ→ペリイダイ)
  • メガネツツミ入り受け
  • グライ入り受け
  • キラフロル展開
  • オオニューラ展開
  • 太鼓マリルリ

これらの多くに対して対処が可能なブーツドラテカイリューを採用した。ブーツでステロを拒否しつつ、羽休めドラテでトリル雨等のターンを消費させることができる。ノマテラ神速によって詰筋やストッパーにもなれる点がとても強い。

最後に、メガネイーユイやアローラキュウコンを初手のコノヨザルに合わされると困ることから、なるべく初手に置かれないように選出誘導をかけることができ、グライ入りの受けに対する崩しや特性を活かしたストッパーにもなりえる岩ポンを採用した。

個体解説

  • ステロ+ブラムで無振りウーラオスを落とせる
  • ブエナ187ドツキのはたき+テラスアクロを確定耐え
  • 意地ラオスのインファ確定耐え
  • 187カミのムンフォを残飯込みで2耐え
  • 控えめハバカミのメガネムンフォを確定耐え

構築の始点。ステロを撒いた後にこいつが欠伸して回復しながらボコボコ殴ってるだけでゲームが終わることが多々あったため、これを毎試合やることを目標に軸に据えた。

なお、コイツ自身が数値のバケモンすぎたため、コノヨが出オチしステロを撒けなくてもこいつが単品で暴れて拾う試合も少なくなった。

起点作成としても優秀で、裏のパオカミが積むルートにもシフトできるため、基本的にはコノヨグマ+積みエースという選出をした。

テラスはラオスハバカミパオに対して弱点を突かれず、毒びしを回収できる毒。ほとんどの試合でコイツにテラスを切って欠伸ループに入れたり、対面処理を行ったりした。

 

  • ローキ+200憤怒で無振り水ラオスを98%で落とす
  • 100憤怒で145-107以下のカミを確定一発
  • オボン込みで特化ハチマキ水流連打を99.4%で耐え
  • 187カミのムンフォ確定耐え
  • 珠ブラッドムーンを93.7%で耐え(オボンでその後の珠真空波も耐え)
  • 1ローキで最速ツツミ抜き

先発枠。出オチすることがほとんどなく、ローキアンコステロで場作りを行ったり、初手対面をローキ憤怒で制したりと、こいつを上手く動かすことでゲームの主導権を握ることができる。

特性は全部試したが、ランドが重い構築なので負けん気にした。たまにムンフォやシャドボのデバフを食らってイージーウィンするのも嬉しい。

基本的にアンコで使っていたが、この枠はいのちがけを使っていた時期もあった。初手に置かれるカイリューが欠伸や電磁波意識でラムを持ち始めてしまったため、泣く泣くの採用だったが、キラフロルに毒びしを撒かせなかったり受け駒を強引に崩せたりと、なんやかんや便利な技だった。パオを採用した辺りから初手カイリューを置かれることが少なくなり、アンコに戻した。

昔からこういうほとんどの試合で初手置きできるポケモンがいないとゲームができない。

 

  • ステロ+瞑想ステラシャドボでH振りオーガポンを81.3%で落とせる
  • 身代わりが無振り塩漬けを93.7%で耐え
  • ツツミのドロポンを89.1%で2耐え
  • 最速オーガポン+1

エース1。コノヨグマで対処が難しい相手の欠伸ガチグマに強い身代わり瞑想ドレキ。副産物としてキョジオーンを処理できるのも好み。

霊テラシャドボの瞬間火力とフェアテラドレキスの回復力を両立したステラテラス。構築にオシャレポイントを求めるオタクなのでステラで採用したが、思ったよりちゃんと強かった。テラスを切った後もカイリューの神速が通らないので、安心してテラスを切れた。

 

  • 礫のリーチを妥協したくなかったのでA特化
  • ミラー意識で準速

エース2。ハバカミが投げにくいハッサムランド水ポン等に対して強い珠電気テラス。受けもコイツが崩してくれた。

同時選出した赫ガチグマにテラスを切らなければならない場面が多かったが、珠剣舞礫のリーチが本体であるためそこまで気にならなかった。詰めの礫、崩しの電気テラバで役割を分業しているイメージ。

こいつのバカ火力を振り回してるときがこの構築を使っていて一番楽しい。20チャレもこいつがランドハッサムを吹き飛ばして決めてくれた。

 

  • 神速のリーチを妥協したくなかったのでA特化
  • 無難にHぶっぱ

補完1。ステロ毒びし等の設置系や雨トリル等のターン系に対するメタ枠。

マルスケドラテ羽によるターン稼ぎや、ノマテラ神速によるストッパーとしての仕事がメイン。アンコの枠は正直なんでもよかったので勝ち確場面や積みの隙を作れるアンコを採用した。

毒びし系に対しては初手に赫ガチグマを投げてテラスを切って毒びしを拾えるようにし、ステロを踏まないカイリューと赫ガチグマの2枚体制でサイクルを回して削りを入れることで、最終的にカミを通すことをゴールとした。

コノヨのステロ+カイリューのドラテはパッと見とても強そうだが、ハバカミやサフゴ等共通して重いポケモンが多いのでコノヨカイリューで荒す意図で選出をすることはほとんどなかった。

 

  • ディンルーの地震を89.1%で2耐え
  • 最速

補完2。選出誘導と崩し。

初手に炎ポンメガネイーユイアローラキュウコンを置かれないための採用。本当に選出しないが、採用意図通り初手に炎ポンメガネイーユイアローラキュウコンが来なかったので存在価値は間違いなくあったと思う。

グライオンがアホほど重い構築なので、コイツで身代わりか守るをアンコして崩す。実績1。

選出時の役割が崩ししかなく、準速でも最速グライを抜いていることから、意地ASの方が良かったなと反省。

後語り

お久しぶりです。十六茶です。いつもは対戦じゃなくて大会の運営やってます。みんな雷撃とヨウカンとBLTとHazeと黒馬記念来てくれ~~~!

今作の対戦では自分の満足の行く構築を組むことを目標に頑張ったりサボったりしているのですが、前期久しぶりに2000に乗れたのでニコニコで記事を書きました。

6世代の後半頃からずっとステロを撒いて殴るアグロ構築を好んで使っており、完成度はともかく9世代もやっと自分好みの構築を組むことができました。ステロ下の欠伸赫ガチグマ、マジで頼もしい。もうシリーズ終わっちゃうけどね。

8世代のダイマックス、9世代のテラスタルと、その作品ごとのシステムに振り回されてばかりですが、自分でも楽しめるようなシステマチックな構築をこれからも組めたら、あわよくば満足の行く結果もついて来たらいいなと思います。

読了ありがとうございました。

 

個体の画像は↓を使いました。綺麗で見やすくて大好き。