要旨
構築コンセプト
序盤に壁下である程度サイクルを回すことで相手の選出や型を割り、中盤から終盤にかけて壁を再展開することでこちらの積みダイマエースを効果的に通す。
成績
- じゅうろく:fin 131位(1965)
- Hosho Marine:max 102位(199*) fin 147位(1947)
船長...好きだ...
宣伝
Frontierっていうポケモン界の最終1桁をはじめコンスタントに結果を出し続ける怪物たちを集めた妖怪大戦争みたいな企画があるんですが、ちょっと見ていきませんか?
僕は裏で配信とか編集とかそういうのを担当してます(小声)
構築経緯
少し長いので閉じてあります。お好みでご覧になってください。
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初期
持ち物は左から粘土、残飯、ハーブ、珠、オボン、チカラのハチマキです。
この構築でちょっと前の第38回葉桜杯予選では最終7位で予選抜け、本選では同率4位という結果を残すことができました。
という訳で上記の並びを改良することにしました。
@壁 @HS鉄壁
軸である壁ドラパとHS鉄壁レ
ヒレはシーズン通して同じ構成で使い続けました。
@AS珠→HAオボン
珠
ランドロスは壁下でも思ったより耐久がないうえ殴るだけでHPが消えていくことから、耐久に厚く振り直しオボンを持たせることでクッション性とVS対面を意識した型に変更しました。上記のドラパレ
ヒレと合わせてこの3匹が基本選出です。
→@ねむカゴ
ゴリランダーの枠に求めていたことは壁の天敵であるあくび展開に対して強く立ち回ることでした。しかしラグカバの相方にはドラパサンダー
カイリュー等がおり、ゴリラではまとめて崩すことができません。そこで最初はラムを持たせた3ウェポンのブリザポスに変えて使っていたのですが、
剣舞前提であれば氷格闘で技範囲が完結しているように感じたため、余った技スぺに眠るを突っ込みました。一人月光乱舞!とか言ってました。壁下でHPが満タンまで回復するブリザポス、弱い訳がない。あんまり決まらなかったけど。
→@鉄壁保険磁力
ガラルファイヤーの枠に求めていたことは受けサイクルの破壊とレ
ヒレランドでは厳しい
テッカグヤ等の鋼の処理でした。しかしガラルファイヤーではバンギ入りの受けを崩すことができず、積んだうえで
ダイマしないと余りにも弱かったことから解雇しました。そこでたどり着いたのが鉄壁保険磁力ジバコです。流行の壁保険ジバコやないか。アナライズじゃないけど。カグヤを逃がさずキッチリ処理でき、ムドー入り受けルをランドと合わせて確殺できます。嘘です。やどみがまもカグヤには何度も負けました。
→@ヘドロ身代わり悪巧み
最後にウツロの枠はサンダー入りに対して強く立ち回れる枠だったのですが、サンダー入りなら必ずと言っていいほど鋼が入っており、折角サンダーを見てもウツロが出せない試合がシーズン終盤に増加しました。そのため、上の5匹でカバーできない要素を洗い出したところ
- 各種FCロトム
- ピクシー
- ナットサンダー
- ラグツルギ
これらに対応できる
ポケモンをずーーーーっと考えていたところ最終日深夜2時頃に急に「これ身代わり
アーゴヨンやん」と神のお告げがあり身代わり巧みヘドロ
アーゴヨンを採用することになりました。どうしてこうなった。でもコイツのおかげで最終日2000チャレ(2桁チャレ)まで上げることができたので、もう少し早くこの
ポケモンに気づいていればなあと軽く後悔しながらこの記事を書いています。
構築の構造
↑では対応できないとき↓
- ラグゴリラ等のレヒレではどうしようもないあくび展開→
- テッカグヤ、ムドー入り受けル等→
- ラグツルギ、ナットサンダーレヒレ、FCロトム、ピクシー等→
個別解説
HS壁ドラパ
主要ダメ計・調整意図
- 意地珠カイリューの2連ジェットをリフ→鬼火で確定耐え
- 臆病レヒレのムンフォ確定耐え
- 最速
補足
構築の軸。ほぼすべての構築に投げて裏の積みエースを展開を補助してもらいました。構築のコンセプト通り壁を張ってもすぐ捨てずに様子見のサイクルを回したり、2週目の壁が強かったり、最悪呪われボディでワンチャン拾いに行けたりと残し得なポケモンでした。
HS鉄壁レヒレ
カプ・レヒレ@たべのこし(ミストメ
イカー・ずぶとい) 177(252)-×(0)-149(4)-115(0)-150(0)-137(252) ねっとう/ドレインキッス/てっぺき/めいそう
ぽけっとふぁんくしょん!
主要ダメ計・調整意図
補足
めっちゃ急所もらうけど試行回数的にしょうがないよねポケモン。
ノラゴンやラオスへの受け出し性能を犠牲にした代わりに、Sを落としたランドカイリューミミッキュマンムー等の上から鉄壁を押せたり、遅いサンダーの上から瞑想したりダイストリームしたりできます。このSラインが勝敗を左右する場面で活きることが多く、また急所の試行回数を1回でも減らしたいという意図がありました。
HAオボン剣舞ランド
主要ダメ計・調整意図
- H4n最大
- DL調整
- 1ジェットで最速ツルギ(Aキュウコン)抜き
- A余った分全部
補足
ミミエスバに強いダイジェットエース。オボンがあるので水ラオスの連打でも止まりにくいのが偉いポイント。
剣舞をする→ポリ2が後投げされる→ポリ2はダイマを強制されている→こちらはレヒレやブリザポス、ジバコに引くことでポリ2のダイマを弱く切らせる動きが強かったです。
磁力鉄壁保険ジバコ
主要ダメ計・調整
- A特化テッカグヤの地震最高乱数3つ切耐え
- ムドーの鉄壁ボディプレス最高乱数2つ切耐え
- 無振りムドー+4
補足
ランドレヒレではほぼ勝てないカグヤ、ムドー入り受けルに対して投げる駒です。
もちろんスタンパにも投げましたが、巷で壁保険ジバコ流行っていたのもあり保険をあまり発動させてくれなかったので強かったり弱かったりが相手依存なポケモンでした。
テッカグヤに普通に負けるのが余りにもクソ。
ねむカゴ剣舞ブリザポス
主要ダメ計・調整
- 剣舞インファでHB特化ナットレイが最高乱数切り1発
- A+3インファでHB特化ポリ2確定1発
- S下降補正ポリ2抜き
補足
この記事を書いた理由その1。
氷の一貫ができやすいカバラグ展開に対して圧をかけられて、壁下で剣舞して寝てダイマという黄金ムーブがわかりやすく強かったです。こういった派手な動きだけでなく、単純に数値が高いことから壁と合わせて汎用クッションに使えたり、壁がなくともキュウコンやマンムーなどの氷打点に後投げできることから回復技持ちのサイクルパーツとしても優秀でした。
主要ダメ計・調整意図
補足
この記事を書いた理由その2。
地震のないラグの目の前で身代わりを置けばラグツルギを破壊でき、ナットサンダーレヒレに一貫していて、FCロトムを一方的に起点にしつつ、積み構築の天敵であるピクシーにタイプ上有利と本構築の痒い所以上に手が届いてしまったポケモン。
最終日深夜に思いついたとはいえヘドウェとヘド爆、放射と文字の比較も行わずなんとなくウェポンを選んだうえにクソ適当に調整してしまったので次使う機会があるならちゃんと考察してあげたい。
*追記*
カミツルギ抜きのつもりがなぜか最速化身ボルト抜きになっていた。深夜だからといって適当に調整するのは本当によくない。
選出
→から2匹
初手にドラパ、裏には受け出しを意識したエースを2匹。
前提として壁ドラパは壁を張ってすぐ呪って捨てるよりも、HPがミリでも残して後半に壁を再展開する方が強いです。
エース2匹の共通のストッパーの存在やダイマターンを枯らす要領で壁ターンを枯らす手段を取り入れた構築が多く、早々にドラパを捨てて1匹目の積みエースを突破されてしまった場合丁度そこで壁が切れてしまいリカバリーが効きにくいことから、この数的不利は負けに直結しやすいからです。
逆に言えば、ひかりのねんど込みで2週目の壁を張って合計16ターン壁を持続させればさすがに相手も壁を枯らしきれず、強力な積み技とダイマのパワーを効果的に押し付けていくことが可能です。
そのため序盤は壁を張ってサイクルを回すことで相手の選出や型を割り、それからこちらの通すエースを決めるという試合運びをします。これを実現するべくある程度サイクル適性があり、ドラパ以外はダイマを切っても切らなくても強い積みエースになり得るポケモンで固めてあります。
etc...いや多すぎんか?
後語り
ここまで読んでくださった方も途中で読むのをやめた方もありがとうございました。
質問などがありましたら@pokexcelのDMやリプまでお気軽にどうぞ。
あとFrontierをよろしくお願いいたします。それでは失礼します。
2桁、行きたかったなあ。
★本構築を組むきっかけをくれたランクマで当たった韓国のプレイヤー様
S18最終日2日前にマッチし俺のサンダーが10万で壁下ガラルファイヤーを1発急所&1発麻痺&1発で痺れて動けない&その後に出てきたウツロイドのメテオビーム2連避けで「ここまでしないと勝てないのか...」と思い壁ドラパから構築を組み始めました。
★バシャ窓常駐メンバーのお前ら
この構築をぶん投げたらみんな意見をくれたり実際に使ってみてくれたりしてありがとう。バシャを入れる気が1ミリもなかったのはすまん。
特にイカエはシーズン序盤からほぼ同じ構築を考えて使ってくれていていました。ありがとう。記事も書いてくれたみたいなので合わせて読んでいただけると幸いです。
...シンボラーってなんだよ(当然の疑問)
★最終日通話に付き合ってくれた方々