切り札はいつだって悪手

ポケモンの事を書きます。多分。

S11 第10回JPNOPEN使用構築 めざ電ゲコ入りランド展開

前語り

こんにちは。十六茶です。対戦して頂いた方々ありがとうございました。

約1年振りにレート2000に到達できたので記事を書きたいと思います。

f:id:pokexcel:20180903172433p:plain

f:id:pokexcel:20180914143637j:plain

2000到達&最高レート時の写真↑ ↓最終結

f:id:pokexcel:20180914144028p:plain

構築経緯

簡易的な構築経緯です。上から順に採用しました。

f:id:pokexcel:20180425171340p:plainステロ撒き兼ストッパー。マンダの身代わりを破壊するために意地。

f:id:pokexcel:20180425171343p:plainエース。ステロ+めざ氷でマンダランド狩り。相棒。

f:id:pokexcel:20180425171348p:plain対面処理のプロ。HBメガネでクチート軸を破壊したかった。

f:id:pokexcel:20180812203813p:plainグロスミミッキュへのクッション。鈍いでマンダの起点にならない。

f:id:pokexcel:20180812203815p:plain崩し兼裏エース。珠めざ電気でレヒレカグヤやカバマンダガルドに刺したかった。

f:id:pokexcel:20180425171354p:plain補完枠。皮を盾に対面処理したり挑発剣舞で崩したり。

こちらの構築記事を参考にさせて頂きました。

<詳細な構築経緯(クリックで表示)

多くの構築に投入されるマンダの耐久ラインの低下に伴い

  • 意地ランドの岩石封じでマンダの身代わりを威嚇込でも高確率で破壊できる。
  • ステロ+バシャのめざ氷でマンダが高確率で落ちる。

以上の2点に注目し、昔ながらのf:id:pokexcel:20180425171340p:plainf:id:pokexcel:20180425171343p:plainの2匹から構築を組み始めた。

この2匹を使う以上避けて通れないのが相手のゲッコウガであり、前期結果を残したタスキゲッコウガの増加が予想されることからスカーフダスト以外の型のゲッコウガなら対面から処理できるスカーフf:id:pokexcel:20180425171348p:plainを3匹目に採用した。

以上の3匹ではメタグロスミミッキュキノガッサといった対面に自信ニキたちに絶対勝てないので鈍いf:id:pokexcel:20180812203813p:plainを採用した。相手のテテフへの受け先になったり、最低限マンダの起点にならないことなど、このパーティに足りないクッション要素にもなってくれた。

以上の4匹ではカバマンダに明確な回答を用意することができなかったので、キャスで友人が使用していた身代わり草Zf:id:pokexcel:20180812203815p:plainを採用した。技構成は草結び/冷ビ/悪波/身代わりで、カバマンダガルドに対してアドが取れる構成になっている。また、レヒレをこいつで崩してバシャを通すという役割破壊にも期待した。

最後に受け回しに対する崩し要素が全くない事、相手のバシャが先に加速したら負け確であること、アーゴヨンに対するストッパーといった様々な役割をこなせるポケモンを探したところ挑発呪いf:id:pokexcel:20180425171354p:plainに行き着きこれを採用した。

以上の6匹で第10回JPNOPENに参加し、運が良い事に準優勝という結果を収める事が出来た。

 

実際にこの構築を使ってレートに潜っていたところ、18を超えた辺りからタスキゲッコウガとマッチングすることが少なくなり、その代わりにクチート軸にマッチングすることがかなり多くなった。さらに、草Zゲッコウガという1発限りの地雷が全く決まらないということや、ドヒド入りの受け回しに全く勝てない、ミミッキュの選出率が全く上がらないことなど問題を山ほど発見した。

 

これらの問題を解決するためにf:id:pokexcel:20180425171348p:plainクチート軸や受け回しに強いHBメガネに、f:id:pokexcel:20180812203815p:plainを草Zと似た役割を持ちつつドヒドを役割破壊できる珠めざ電にして最後まで使用した。f:id:pokexcel:20180425171354p:plainは挑発呪いの枠がどうしてもしっくりこず、最終日付近でもコロコロ変えながら使用していた。呪いがあってもどうせゴーリに勝てないことに気づいてからは呪い→剣舞となり挑発剣舞の2枠に落ち着いた。

個体紹介

f:id:pokexcel:20180425171340p:plain意地ステロランド

ぽけっとふぁんくしょん!

ランドロス霊@きあいのタスキ(いかく・いじっぱり)
165(4)-216(252)-110( )-×( )-100( )-143(252)
じしん/がんせきふうじ/だいばくはつ/ステルスロック

<主要ダメ計>

  • 地震で無振りゲコを乱数75%で1発
  • 地震+大爆発でHB特化レヒレを確定
  • H4振りメガマンダの身代わりを威嚇込岩石封じで確定破壊
  • H全振りメガマンダの身代わりを威嚇込岩石封じで乱数50%で破壊

f:id:pokexcel:20180425171343p:plainめざ氷メガバシャ

ぽけっとふぁんくしょん!

メガバシャーモバシャーモナイト(かそく・さみしがり)
155( )-220(156)-90( )-177(212)-100( )-138(140)
フレアドライブとびひざげり/めざめるパワー氷/まもる

<調整>

  • ステロ+めざ氷でH振りメガマンダを乱数87.5%で1発
  • ステロ+めざ氷でH振りランドを乱数68.8%で1発
  • 激流発動控え目ゲッコウガの手裏剣3発を97.3%で耐え
  • 1加速で最速メガミミロップ抜き

f:id:pokexcel:20180812203813p:plain鈍いナットレイ

ぽけっとふぁんくしょん!

ナットレイ@フィラのみ(てつのトゲ・のんき)
180(244)-114( )-189(164)-×( )-149(100)-22( )
ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎのタネ/のろい

<主要ダメ計>

  • 特化テテフのフィールドサイキネを乱数99.8%で3耐え
  • 特化眼鏡テテフのフィールドサイキネを乱数99.6%で2耐え
  • バシャにフレドラで落とされた場合、反動ダメ(60)+鉄のトゲ(19)で裏の珠ゲコの手裏剣2発圏内に入る。

f:id:pokexcel:20180425171348p:plainHB眼鏡テテフ

ぽけっとふぁんくしょん!

カプ・テテフ@こだわりメガネ(サイコメイカー・ひかえめ)
175(236)-×( )-117(172)-170(36)-136(4)-123(60)
サイコキネシスサイコショックムーンフォースきあいだま

<調整>

  • フィールドサイキネで157-116のメガクチを乱数81.6%で2発
  • メガクチのじゃれを乱数93.7%で耐え
  • ステロ+メガバシャのフレドラを乱数75%で耐え
  • アゴのヘドウェ確定耐え
  • 準速ガッサ抜き

f:id:pokexcel:20180812203815p:plain珠めざ電ゲッコウガ

ぽけっとふぁんくしょん!

ゲッコウガ@いのちのたま(へんげんじざい・おくびょう)
147( )-×( )-88(4)-155(252)-91( )-191(252)
れいとうビームあくのはどう/めざめるパワー電/みずしゅりけん

<主要ダメ計>

  • 冷凍ビームで212-110カバを乱数25%で1発
  • ナットの鉄のトゲ+悪波で167-131グロスが75%の乱数で1発
  • めざ電でドヒドイデを黒いヘドロの回復込みで確定2発
  • めざ電で204-132カグヤを確定2発
  • めざ電でH振りレヒレを確定2発
  • 手裏剣でメガバシャを確定4発

f:id:pokexcel:20180425171354p:plain挑発剣舞HABミミッキュ

ぽけっとふぁんくしょん!

ミミッキュミミッキュZ(ばけのかわ・いじっぱり)
161(244)-143(156)-112(92)-×( )-127(12)-117(4)
じゃれつく/かげうち/つるぎのまい/ちょうはつ

<主要ダメ計>

  • 剣舞かげうちでH4振りミミッキュを確定1発
  • メガバシャのフレドラを乱数81.2%で耐え
  • 臆病ゲコのカノンZを乱数93.7%で耐え
  • ステロ+テテフのフィールドサイキネを乱数87.5%で耐え

選出パターンと基本的な立ち回り

基本選出f:id:pokexcel:20180425171340p:plain@2

f:id:pokexcel:20180112025211p:plainf:id:pokexcel:20180126163608p:plain入り、f:id:pokexcel:20180914154959p:plain軸、f:id:pokexcel:20180613001811p:plain軸、f:id:pokexcel:20180704201607p:plainが入っていないf:id:pokexcel:20180613002513p:plain軸を除くほぼすべての構築に対して初手にランドを投げてました。意識したことは

  • ステロは無理してまで撒かないこと
  • 残せるならなるべくランドは残すこと

の2つです。ステロはあくまで火力補助やタスキ潰しのために撒くのであり必ずしも必要ではなく、タスキを温存した対面処理や威嚇を利用したクッションの方が重要な場合が結構多いです。体感ではステロを撒いた試合は全体の3割~4割程度だったかと思います。

@2候補
f:id:pokexcel:20180425171340p:plain + (f:id:pokexcel:20180425171343p:plainorf:id:pokexcel:20180812203815p:plain) + (f:id:pokexcel:20180812203813p:plainorf:id:pokexcel:20180425171348p:plainorf:id:pokexcel:20180425171354p:plain)
基本的にバシャかゲコを通すときの選出。バシャやゲコのストッパーをナットレイのクッションで流してバシャかゲコを通す。バシャやゲコの通りが極端に良い場合は裏に詰め筋としてテテフやミミッキュを置くこともある。
f:id:pokexcel:20180425171340p:plainf:id:pokexcel:20180812203815p:plainf:id:pokexcel:20180425171343p:plain
相手がカバマンダのときの選出。 ランドゲコで崩してバシャを通す。

他の選出

f:id:pokexcel:20180425171348p:plain@2
初手にテテフを置くパターンはf:id:pokexcel:20180126163608p:plain入り、f:id:pokexcel:20180914154959p:plain軸、f:id:pokexcel:20180613001811p:plain軸、f:id:pokexcel:20180704201607p:plainが入っていないf:id:pokexcel:20180613002513p:plain軸です。
 
f:id:pokexcel:20180425171348p:plainf:id:pokexcel:20180425171340p:plainf:id:pokexcel:20180812203813p:plain
クチート軸に対する選出。テテフナットでサイクルを回して最終的にはタスキランドを通す。リザ入りのクチート軸にはランドから入ることもありました。サイコフィールド+ナットレイでガッサを完封できるのでガッサを見たらほとんどテテフナットを選出していました。
 
f:id:pokexcel:20180425171348p:plain  + f:id:pokexcel:20180812203815p:plain + (f:id:pokexcel:20180425171340p:plainorf:id:pokexcel:20180812203813p:plainorf:id:pokexcel:20180425171354p:plain)
ロップ軸やガルドのいないガルーラ軸に対する選出。基本的にはテテフで圧をかけてゲコを通す。3枚目にはクッションや崩しといった欲しい要素のポケモンを選ぶ。
f:id:pokexcel:20180812203815p:plain@2

初手ジャローダのへびにらみからリフストで全員死ぬパターンがあまりにも多すぎたので、ジャロを見たら初手にゲコを置いてめざ電でにらみを空かすプレイングをしてました。裏はそのパーティに応じてって感じで。

重い並びやポケモン

f:id:pokexcel:20180126165539p:plainf:id:pokexcel:20171227014518p:plainf:id:pokexcel:20171227012133p:plain(f:id:pokexcel:20180126163608p:plainorf:id:pokexcel:20180105235910p:plain)f:id:pokexcel:20180101191828p:plain

ルカリオを出される方がキツい。ガッサの枠がタスキゲコなパターンほぼ降参。

f:id:pokexcel:20171227014438p:plainf:id:pokexcel:20180127060122p:plain

テテフで崩せないクチート軸は無理。

f:id:pokexcel:20170619223341p:plainf:id:pokexcel:20180914174028p:plain

降参。どっちか1匹いるだけでもキツい。

 

総じてゲコがキツい。(欠陥)

後語り

1年振りに20に到達できたものの、そこから1勝できないどころか20から落ちてから二度と20に戻ることもできませんでした。力不足以外の何物でもないです。とはいえ、この構築の原型となる構築を使ってJPNOPENで準優勝できたのはとてもうれしく思います。僕はバシャーモというポケモンが大好きなのですが、お世辞にもバシャが今の環境に刺さっているとは言い難く使うのに苦労しました。というか今も苦労しています。ですが、バシャが手持ちにいないとレートに潜ろうというモチベが上がらない病気を患ってしまったので今後もバシャーモを使い続けていくのかなと思います。そんなわけでまたどこかで。